こんにちは、遺品整理さくらの堀田です。
東海地方が梅雨入りしましたね。
まさかこんなに早く梅雨入りするとは思っておらず、
驚いております。
じめじめした湿気が漂ってきますが、
湿気に負けず、今日も頑張って行きましょう!
さて、本題ですが、
軍歴証明書という言葉はご存知でしょうか?
愛知県での遺品整理さくらの作業事例です。
リンク:愛知県での遺品整理の事例
遺品整理さくらの口コミです。
よければこちらもご覧ください。
リンク:遺品整理さくらの口コミ
目次
きっかけは、1枚の写真から
また聞きの話ですが、
知人のお父様が亡くなられ、遺品整理をしたそうです。
あまり物を持たない方のようで
ご家族だけで片付けは終わったそうです。
数少ないご遺品の中で、戦時中に撮影されたであろう1枚の写真が出てきました。
遺品整理では時々このような写真や軍隊手帳、
またまた勲章などに出くわします。
今回のケースもそうですが、
ここからわかるのは、戦争に参加していたという事実です。
軍歴証明書
戦争に参加されていた、
普通ならそこで終わってしまいます。
よほど歴史等に詳しい人以外は写真を見ても
それがどこで撮られて、どういった意味合いの写真なのか?
というのはわかりません。
そこで、軍歴証明書を発行してもらうのです。
これは、都道府県に依頼します。
軍歴証明書でわかること
軍歴証明書には
氏名、官職、叙位叙勲以下、招集時期、出航した港、配属、任官、進級、従軍記録、賞罰、傷病と治癒に関する記録、招集解除時期などが記されている。※Wikipediaより引用
軍隊に所属していたときの細かな内容が記載されています。
私は、申請をしたことがないので、
実際に目にしたことはありませんが、
ここまで書いてあると、
証明書と写真を照らし合わせることで、
いつ頃、どこで撮影された写真なのかが辿れますね。
実際に申請された方のブログなどを読みましたが、
よくぞここまで記録が残っていたなと感心しました。
どのように取得すればいいのか?
わかりやすいように曽祖父の証明書を申請するとします。
申請する前に、前提として2つの条件があります。
条件1
この証明書を申請できるのは3親等以内の親族に限られます。
請求する自治体によっては2親等以内という話も聞きます。
あなたと曽祖父の戸籍上の繋がりがわかる書類が必要になってきます。
役所に聞けば教えてもらえます。
条件2
曽祖父の終戦時の本籍地に申請しないといけません。
そんなのわからないという方、安心してください。
それも役所で調べることが可能です。
ご自分の住まわれている曽祖父の軍歴証明書を申請したいたが、
曽祖父の本籍地がわからないと役所に聞いてください。
もし、他県であった場合
他県の県庁宛に申請書を送って回答をもらう形になります。
実は曽祖父が海軍に所属していた場合は
国に申請することになります。
担当は厚生労働省でちゃんと申請窓口が存在します。
リンク:厚生労働省(資料の申請)
※役所で色々と聞いて、申請したが、
履歴がなかった場合は海軍に所属していた可能性があります。
役所に行くときは印鑑とご自身の身分証明書を忘れずに!
まとめ
今回は、軍歴証明書について書きました。
遺品整理で出てくる、勲章や戦時中の写真。
写真をみて、
その人がどんな風に戦争に参加していたのだろう?
など軍歴証明書を取り寄せることによって、
もっと深い情報が得られます。
戦争に参加したが、
残念ながらそこで故人となってしまわれた場合でも
軍歴証明書でどのようなことがあったか調べることが可能です。
たった1枚の写真、ひとつの勲章からでも
様々な歴史が読み取れます。
興味を持たれた方は申請してみてはいかがでしょうか?