こんにちは、遺品整理さくらの堀田です。
台風が無事に強風域を抜けたようで一安心です。
これから台風の季節がやってくるんだなと思うと何事もなく過ごしたい思いです。
先日、名古屋市の中川区で生前整理を行ってきました。
今回はいつもの生前整理とはちょっと違ってとても胸が温かくなる出来事がありました。
愛知県での遺品整理さくらの作業事例です。
リンク:愛知県での遺品整理の事例
遺品整理さくらの口コミです。
よければこちらもご覧ください。
リンク:遺品整理さくらの口コミ
目次
1.アップサイクルとは?
突然ですが、皆さんは「アップサイクル(Upcycle)」という言葉をご存じですか?
「アップサイクル」とは創造的再利用という意味の言葉で、
廃材等からまったく新しい物を産み出したり、
使わなくなった素材を新たな材料として
生まれ変わらせることを言うのだそうです。
参考サイトです。
よかったらどうぞ
2.名古屋市中川区で生前整理
先日、名古屋市中川区にお住まいのご夫婦から遺品整理のご依頼がありました。
そのご夫婦は、両親がお亡くなりになられてから四十九日の法要を済ませたあと、
時間を見つけては少しずつ遺品整理をしようと決めていたそうです。
しかし個人で整理されるには量も多くかなりの手間で、
次第に整理する時間がとれなくなっていました。
ご両親の家を解体して新たに家を建て直すことになったのをきっかけに、
専門の方に、きれいに整理して頂こうと私共にご依頼をいただけました。
こちらは遺品整理前と整理後の様子です。
このまま解体されるとのことで、
鉄骨や木材は残したままでの遺品整理となりました。
仕事に取り掛かる前に、娘様より「祖母の衣類は大切なものなので残しておいて欲しい」と言われていました。
娘様はもともとハンドメイドのアクセサリーなどを制作・販売されている方で、
遺品整理で見つかったお母様(娘様からするとお婆様)の衣類から、
ビーズやボタンなどの素材を再利用したいとのこと。
「いくつか素材を集めてアクセサリーとして蘇らせてあげたい」とのことでした。
素敵なお話ですよね。
亡くなられたご両親も元になったご遺品も喜んでおられると思います。
3.遺品整理とアップサイクルについて考える
遺品整理とは、端的に言えば古くなったもの、
不要になったものを整理・処分することです。
しかし、いくら不要だからと言って何も考えずにただ「捨て」てしまっては、
それは単なる処分でしかありません。
遺品整理とは大切なものを大切なものとして扱い、
その一部を亡くなられた方とのかけがえのない思い出として遺族が受け継いでゆくこと。
そのプロセスこそが重要なのだと、わたしは思っています。
今回の娘様のケースでは、
大切な思い出として残すだけに留まらず、
ひとつアイディアを加えることでまったく別の物に生まれ変わらせようとされていました。
素材(今回は御遺品ですが)そのものの価値を認め、
再び材料として利用することで新たな命を与える。
これこそが先ほどの「アップサイクル」という考え方なのではないかと思います。
わたしも亡くなられた方、
御遺族の方々の思いにしっかりと寄り添いながらも、
「サスティナブルな生き方とは何か」を常に頭の隅で考えながら作業していきたい。
そう願わずにはいられない今日この頃です。