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これからの暮らしについて考える「生前整理」

捨てるor残すor保留

こんにちは、遺品整理さくらの堀田です。
まだまだ暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

9月の第3月曜日は「敬老の日」です。
日頃の感謝を伝えたり、長寿をお祝いしたりするために、お菓子やお花、衣類などを贈る方も多いのではないでしょうか。
もちろん、そうしたプレゼントも素敵です。
ただ、今年は少し違った形で、親御さんのこれからの暮らしについて考えてみるのもよいかもしれません。
遺品整理さくらの口コミです。

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目次

  1. これからの暮らしについて考える
  2. 住み慣れた家にも危険はある
  3. 最初に片付けるべき場所は?
  4. 片付けは「考えて選ぶ」時間
  5. 「捨てて」ではうまくいかない
  6. 生前整理=全部捨てるではない
  7. まとめ

これからの暮らしについて考える

 

そのひとつが「生前整理」です。

生前整理というと、

「亡くなったあとのために物を減らす」
「家族に迷惑をかけないように整理する」

といったイメージを持たれることがあります。
しかし、生前整理はそれだけではありません。

今の暮らしを見直して、これから先も安全に、できるだけ快適に暮らしていくための片付けでもあります。
敬老の日をきっかけに、実家や親御さんの住まいを一度見渡してみてはいかがでしょうか?

住み慣れた家にも危険はある

散らかった部屋と片付け

長く暮らしている家ほど、本人にとっては「いつもの風景」になっています。

そのため、

・床に積まれた新聞や雑誌
・使わなくなった健康器具
・階段の昇降口にある使っていない物

こうした物があっても、それほど気にならないことがあります。
しかし、年齢を重ねると、以前なら簡単によけられた物につまずいたり、ちょっとした段差でバランスを崩したりすることがあります。

特に注意したいのが、転倒からの骨折です。
骨折をきっかけに入院生活が長くなれば、筋力が落ちたり、それまでできていたことが難しくなったりすることもあります。

だからこそ、生前整理では「何を捨てるか」だけではなく、
安全に歩ける場所が確保されているか
という視点も大切です。

最初に片付けるべき場所は?

家中を一気に片付ける必要はありません。
むしろ、最初から全部やろうとすると、本人も家族も疲れてしまいます。
まず確認したいのは、普段よく使う場所です。

たとえば、

・寝室からトイレまで
・リビングから玄関まで
・階段や廊下
・ベッドや布団のまわり

といった場所です。
「夜中にトイレへ行くとき、この荷物は邪魔にならないかな?」
「ここでふらついたときにつかまれる場所はあるかな?」

そんな目線で見てみると、普段は気にならなかった物が意外と見えてきます。
全部をきれいにすることよりも、まずは安心して移動できる空間をつくる。
それだけでも、生前整理をする意味は十分にあります。

片付けは「考えて選ぶ」時間

生前整理には、もうひとつ大切な部分があります。
それは、自分の持ち物をひとつずつ見ながら、

「これはこれからも使うかな」
「これはもう使わないかな」
「これは残しておきたいな」

と考えることです。
片付けは、単純に物を運んだり捨てたりするだけの作業ではありません。
物を見て、思い出して、比べて、これからの暮らしを考えながら選んでいきます。
昔の写真が出てきて当時の話をしたり、しまい込んでいた趣味の道具を見つけたりすることもあります。

家族と一緒に片付けることで、
「これ、昔よく使っていたよね」
「こんな物持っていたんだ」

と、思い出話が始まることもあるでしょう。
こうして自分で考えたり、家族と話したりする時間そのものが、日々のよい刺激になるのではないかと思います。

ただ物を減らすのではなく、これまでの暮らしを振り返りながら、これから必要な物を選んでいく
生前整理には、そんな「人生の棚卸し」のような一面もあります。

「捨てて」ではうまくいかない

実家の片付けで難しいのが、家族との温度差です。
子どもから見れば、

「もう使っていないのだから捨てればいい」

と思う物でも、本人にとっては大切な思い出かもしれません。
長年使ってきた物や、苦労して買った物であれば、簡単には手放せないのも当然です。

そこで、

「こんなのいらないでしょ」
「早く捨てて」
「いつまで置いておくの?」

と言ってしまうと、片付けそのものを嫌がるようになってしまうことがあります。

生前整理の目的は、家族が満足するまで物を減らすことではありません。
本人がこれから安全で暮らしやすい環境をつくること。
まずはそこから考えてみてください。

「ずっと元気に暮らしてほしいから、ここだけ歩きやすくしない?」
「この部屋、もう少し使いやすくしてみようか」

そんな声のかけ方のほうが、話を始めやすいかもしれません。

生前整理=全部捨てるではない

生前整理という言葉を聞くと、”大量に捨てる”、”断捨離”と思われる方もいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
よく使う物を取り出しやすい場所へ移したり、床に置いてある物を棚へ収納したり、不要になった大きな家具だけを処分したりするだけでも、暮らしやすさは変わります。

特に高齢になってからは、

「物が少ない家」

を目指すというより、

「必要な物を無理なく使える家」

を目指したほうがよい場合もあります。
捨てることを目的にするのではなく、これからどう暮らしたいのかを考え、そのために物や部屋を整えていく。
それが生前整理の本来の役割ではないでしょうか?

まとめ

敬老の日だからといって、いきなり実家の大掃除を始める必要はありません。
まずは一緒に食事をしたり、お茶を飲んだりしながら、

「最近、家の中で困っていることない?」
「高いところの物、取りにくくない?」
「使っていない物、今度一緒に整理しようか」

そんな話をしてみるだけでもよいと思います。
生前整理は、亡くなったあとのためだけに行うものではありません。
これまでの暮らしを振り返りながら、これから先をどう暮らしていくのかを考える機会でもあります。

これからも安心して暮らせる住まいを一緒につくること。
それも、敬老の日に贈ることのできる大切なプレゼントのひとつなのかもしれません。