インボイス 登録番号 T8810337780801

エンディングノートには落とし穴がある。遺言書との比較 それぞれのメリットデメリットを解説

エンディングと遺言書

こんにちは、遺品整理さくらの堀田です。
9月に入りましたね。
今年も残すところあと4ヶ月となりましたね。

エンディングノートは残された方に
自分の思いを伝えるには最適なものであると思っています。
しかし、エンディングノートには法的な効力がなく
落とし穴となってしまうことがあります。
メリット、デメリット踏まえて解説します。

遺品整理さくらの口コミです。
よければこちらもご覧ください(少しづつ増えております。)
リンク:遺品整理さくらの口コミ

目次

  1. エンディングノートと遺言書の違い
  2. エンディングノートのメリットとデメリット
  3. 遺言書のメリットとデメリット
  4. まとめ

エンディングノートと遺言書の違い

エンディングノートとは?
エンディングノートは残された方向けに
自分の思いとか希望を綴るものです。

・家族や友人知人に対するメッセージ
・貴重品の在り処、保有財産について
・葬儀の希望

などのような内容を盛り込み場合が一般的です。
決まった形式もなく、書きたいことを書けばいいのです。

遺言書とは?
法的な効力を持つ文書のことです。

・主に遺産分割や相続
・財産の処分について
・後見人の指名

などを盛り込みます。
法的な効力を持つと書きましたが、
遺言書として法律で書式の決まりがあります。
せっかくの内容も法律の要件を満たしていないと
効力を発揮しません。

エンディングノートは自分の感情や思いを伝えるための手段であり、
遺言書は法的な効力を持つ遺産や財産に関する文書のことです。

※法律の要件を満たした書き方については
司法書士などにご相談するがのベストです。

エンディングノートのメリットとデメリット

・メリット
法律に囚われず、自分の書きたいことを
書き綴ればいいのです。
例えば、トラブルになりそうな話はどうするか話し合って決まっているなどです。

・メリット2
こちらの方が重要です。
エンディングノートというのは
自分自身の棚卸しに使えることです。
自分が家族や友人知人に思っていることや
経済状況などの把握が出来ます。
自分を客観視出来るのが強みです。

自分史をエンディングノートとして書かれる方もいらっしゃいます。
感情や思いを自由に書けるエンディングノートならではの使い方と言えるでしょう。

・デメリット
法的な効力がないので、
葬儀や財産・相続についての希望を書いても
その通りになるとは限らないということです。

こんな話があります。
Aさんの親が亡くなり
エンディングノートを見たら
「葬儀は家族だけでやってくれればいい」
と書き綴ってあったそうです。
Aさんは家族だけでひっそりと行った後に親戚へ連絡を入れました。
そうしたら、「最後のお別れが出来なかった!」
と、反感を買われ
Aさんは心にシコリを残す結果となってしまったそうです。

例えよかれと思って書いたことでも
いらぬトラブルに発展することがあります。
極端ですが、注意が必要です。

遺言書のメリットとデメリット

・メリット
遺言書のメリットは法律の要件を満たした書類であれば
基本的にその通りに出来ます。
内容を覆すには相続人全員の同意が必要になります。
よくある例としては
遺産の配分についてです。

・デメリット
遺言書としての要件を満たすには様々な決まりがあり、
それらをきっちり守って書く必要があります。
本やインターネットで調べて
遺言書を書いたとしてもそれはあくまで自己流です。
専門家に相談せずにやるのはあまりオススメしません。

書いた遺言書を保管してもらえるサービスもあります。
よければこちらの記事も参考にしてください。
リンク:【法務局が一生保管】遺言書の保管制度と生前整理のススメ

まとめ

いかがでしたでしょうか?
どちらにも一長一短がありますが、
別に両方書いてしまってもいいんです。

また、世の中には
そういった文書を残されない方も多くいらっしゃいます。
自分が亡くなった後に
いらぬトラブルで揉めることを望む人は少ないかと思われます。

エンディングノートや遺言書を残す残さないは
別として何かあったときの話や希望などがあれば
事前によく話し合っておくことが大事です。