こんにちは、遺品整理さくらの堀田です。
一気に暑くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
水分補給に気をつけて、元気に過ごしたいですね。
先日、愛知県蒲郡市でゴミ屋敷の行政代執行が行われたと
ニュースになっていました。
20年程かけ収集か…「ごみ屋敷」から衣類等が道まではみ出し異臭 市が撤去開始 費用約400万円請求へ
本日はゴミ屋敷について書いていきます。
愛知県での遺品整理さくらの作業事例です。
リンク:愛知県での遺品整理の事例
遺品整理さくらの口コミです。
よければこちらもご覧ください。
リンク:遺品整理さくらの口コミ
目次
行政代執行とは?
行政代執行(ぎょうせいだいしっこう)とは、
行政上の強制執行の一種。
義務者が行政上の義務を履行しない場合に、
行政庁が、自ら義務者のなすべき行為をなし、
又は第三者をしてこれをなさしめ、
その費用を義務者から徴収することをいう(行政代執行法1条、2条)。Wikipediaより引用
ものすごくざっくりいうと、
なにかしらの行政からの命令(法律に基づいたもの)に従わない場合は
行政側が強制的に執行できるというものです。
さらにかかった費用は執行された側に請求されます。
今回かかった費用は400万円ほどらしいですね。
今回は、
ニュースにもある通り、
ごみ屋敷条例に基づきとありますので、
注意しても片付ける気配がなかったので行政代執行となったのでしょう。
今回の流れ
周辺住民の方から、
役所へ○○さんところがゴミ屋敷になっていて
ねずみや虫がわくし、匂いもひどいから迷惑しているなどと苦情がいきます。
それに基づいて役所側が調査して、
ご近所から苦情がでているので片付けてください!
まずは口頭注意からだと思われます。
それで改善すればよかったのですが、
そうはならなかったようです。
行政代執行って言葉を初めて耳にされた方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず
行政代執行って自治体にもよりますが、
年に10回程度と聞きます。
蒲郡市に至っては、2018年にゴミ屋敷条例が施工されて
行政代執行となったのは初だそうですね。
それぐらい時間がかかるのです。
行政代執行を行うと行政側が決断したら、
片付けを依頼する業者に見積り依頼して、
執行日を決めて執行される側に書面で通知がいきます。
そして、いざ執行となるわけです。
上で費用について書きましたが、
行政代執行でかかった費用は本人に資産や
売却できるものがなければ支払い出来ません。
この場合は、恐らくですが、
行政負担になるのでしょう…。
ご本人は好きでゴミ屋敷にしているわけではない
じゃあ、ゴミ屋敷を放置していいのか?
そういうわけではありません。
過去にも書きましたが、
ゴミ屋敷にしてしまう方は認知症やセルフネグレクトである
場合が多いのです。
このような例もあります。
お時間のある方はぜひ一読してみてください。
87歳母が拒む実家の片付けはネズミ駆除から。本200冊、布団30枚…..捨てた私に異変が
誰が好き好んでゴミの中で生活しないんです。
今回は近所から苦情がでるレベルのゴミ屋敷でしたが、
小規模なゴミ屋敷というのはたくさんあります。
わたくしたちも何度も依頼を受け
片付けに携わっています。
その中で残念ながら孤独死されてしまった事例も多くあります。
どうすればいいのか?
愛知県にもそういった方の相談に乗る
団体があります。
一番いいのは、ご本人がひどくなる前に、
周囲に相談することですが…難しいですよね。
今は地域コミュニケーションは不要や希薄になっているところもあります。
ですが、こういった事例を出さないためにも
やっぱりご近所さんが少し気にかけて、そして気にかけられた側も
その方を受け入れるということが必要だと思います。
一朝一夕でできることではないです。
まとめ
中々に繊細な問題なため
ブログで取り上げるか悩みました。
こういった事例があって
背後にはもしかしたら
セルフネグレクトっていう問題があるかも?
という視点で書かせて頂きました。
あくまで推測の域を出ません。